3軸フラックスゲート磁力計 (FGE-91)![]() 【概 要】 FGE-91型3軸フラックスゲート磁力計は、地磁気の三軸成分を測定し、それぞれをアナログ信号で出力する観測装置です。 本装置は、特に定点地磁気観測、地磁気移動観測など、基準ベースラインの安定度が、重要な要素となる観測に用いられるよう、設計製作されております。また、特に温度変化による影響、三軸の直交性などのパラメーターが少なく、測定性能は一段と向上され、安定な観測装置であります。 本装置の測定安定度は通常、年間で2〜3nTと、大変優れており、定点/移動観測に信頼性の高いデータが、連続して得られます。 また、設置場所の基礎が不安定な場合に、基準ベースラインの安定性を高めるためのオプションとしてサスペンション方式の検出器も用意されています。固定式、またはサスペンション式の2種類の検出器は、観測の行われる場所、設置条件などに従ってお選び頂く事により、最適な観測を行うことができます。 【特 長】 ● 磁気検出部の基準台枠は、高品質大理石を精密加工されたものが、用いられています。 ● 三軸の各磁気検出部は、この基準台枠に特殊な処理により装着されています。 ● 水晶発振回路による補正コイルの働きにより、温度変化に対する安定が向上されている。 ● 主電子回路ユニットは、非磁性が考慮されており、検出器に近付けなければ全く影響がない。 ● 室内の温度制御により温度ドリフトが最少に抑えられるデジタル制御方式による磁場補正回路。 ● 高安定基準時間発生回路。 ● 2系統の温度検出器が内蔵されている。
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