三軸磁場測定システム KEI-9320S
概要
三軸フラックスゲート磁気センサを使用し、レコーダー等と接続して測定記録を行います。
従来のガウスメーターで測定できない磁界の微小変化を精密に測定するために、検出器のオフセットを調整して差分を増幅する機能を持っています。また、検出器のノイズを除去するためのフィルターも内蔵されています。
センサーは、イギリス Bartington(バーチントン)社の開発・製造による Mag-03MS100 を使用しています。帯域幅は直流から1KHzと非常に広く、直流磁界と交流磁界の測定が可能です。
磁気探査、磁場測定、埋設物調査等の測定に活用されています。
オフセット調整はマイコン制御によるオートキャンセラーによりボタンひとつで三軸のオフセットを0付近に調整できます。
特徴
● 電源はAC100~240V
● 三軸磁界自動オフセットキャンセル機能付き
● AC成分、DC成分をそれぞれ単独で測定可能
仕様
| 磁気検出方式 | 三軸フラックスゲート磁力計 |
|---|---|
| 検出磁界 | 直流磁界及び交流磁界 |
| 測定範囲 | ±100μT |
| 直線性 | 0.0015% |
| 出力 | ±10V |
| フィルター | 3成分 X・Y・Z軸毎に DC … LPF:DC~25Hz(24dB/oct) AC … HPF:10Hz(24dB/oct) MAN … HPF、LPF を個別に設定 ・LPF : 1Hz、10Hz、100Hz、1kHz ・HPF : OFF、0.1Hz、1Hz ・LPF、HPF共に 12dB/oct |
| DCオフセット | XYZ軸共に±10V 押しボタン操作による自動調整 |
| RANGE切り替え | ×1、×10、×100、×1000 |
構成
| フラックスゲート 磁力計センサ |
Mag-03MS100 検出器接続ケーブル付き |
|---|---|
| 三軸磁場測定器 (ガウスメータ) |
オートキャンセラー式 |
| AC アダプタ | DC24V 出力 (AC100~240V 対応) |
原理
フラックスゲート型磁力計検出器は、高透磁率磁性材料で出来たコアーに、一次及び二次コイルが巻かれたものです。一次コイルに交流を流すことによってコアーを励磁、外部の磁界によって生じる二次側の出力電流の歪変化から磁力を求めます。
一般仕様
| 使用環境 | 0℃ ~ 40℃ |
|---|---|
| 本体重量 | センサと合わせて約1.5kg |
| 本体寸法 | 300(W)× 240(D)× 30(H) ※突起部分を除く |
| 供給電源 | AC100~240V |
製品パンフレット
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三軸磁場測定システム『KEI-9320S』 全2ページ(1.2MB) |
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